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「絶望同盟」 十文字青

絶望同盟 (一迅社文庫)絶望同盟 (一迅社文庫)
(2010/02/20)
十文字 青

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内容(「BOOK」データベースより)
ロリコンである自分に絶望している。―当真ネンジ。女としての自分に絶望している。―蓮井カオル。世界すべてに絶望している。―木羽ミキオ。なんとなく絶望している。―雫石サナ。第九高校で絶望する、はみ出し者4人の青春ストーリー。



十文字青の小説はひりひりする。登場人物の若さゆえのやるせなさに読んでいてひりひりするのだ。
4人の男女がそれぞれの心に抱えた「絶望」。それは他人から見れば大したことではないのかも知れない。
本人でさえ年齢を重ねるにつれ、自分の中のそれと上手く折り合いをつけて生きていくのかも知れない。
だからこそ今彼らが今抱えている「絶望」は深く彼らの心に突き刺さる。そこにひりひりするのだ。

10年後彼らはどうなっているのだろう? 
当真はあいかわらずロリコンで
木場はあいかわらず皮肉屋で
蓮井は包帯を外しただろうか?
雫石はもしかして子供がいるかもしれない。
そんな4人がもしも再開することがあったら
あのころにあった「絶望」を少し懐かしい気持ちで思い出すのではなかろうか。
そんなことを思ってしまうのだ。
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「はじめまして、本棚荘」 紺野キリフキ

はじめまして、本棚荘(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)はじめまして、本棚荘(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2010/02/23)
紺野キリフキ

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内容(「BOOK」データベースより)
本棚荘の大家さんは言う。「昔は本がお家賃だったのよ」と。中にも外にも本棚だらけのそのアパートに越して来た“わたし”。そこで出会ったのは、猫芝居をなりわいとする猫遣い師、本棚に捨てられていたサラリーマンなど、やっぱりへんてこの住人たち。どこかいびつで、とげを抱えた彼らに触れるうち、少しずつ“わたし”のなかで何かが変わり始める…。文庫書下ろし。



シュールで不思議な物語を書かれる、僕の好きな作家さんの一人、紺野キリフキさんの新作です。
今回は少し変わった住人が住む少し変わったアパートのお話。
「とげ抜き師」の姉を持つ主人公。
優しそうに見えるけど底が見えない大家さん。
ダメ中年の「猫遣い」
いつもアパートのどこかで寝ている女子大生。
捨てられた「野良サラリーマン」
これだけ読むと「なんのこっちゃ?」と思うかも知れませんが
読んでみると結構すんなり物語の中に入り込めます。
おそらく登場人物同士の軽妙な掛け合いや
流れるような心地の良い文体がそうさせているのだと思います。

僕の中では「猫遣い」はだんぜん渡部篤郎。
無精髭をはやしてニヤニヤしてほしい。
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