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「ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート」森田季節

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)
(2008/09)
森田 季節

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人の記憶を食らう「タマシイビト」。

タマシイビトに殺されるためだけに存在する「イケニエビト」。

イケニエビトの存在はタマシイビトに殺された時点で人々の記憶から一切消え去る。

数年後イケニエビトはまた生き返り、別人として日常に溶け込む。

そしてイケニエビトの記憶がいっぱいになると再びタマシイビトがそれを食らいにくる・・・・・・。



そんな残酷なループの中に自分から足を踏み入れてしまった二人の男女。

大切な友人であるイケニエビトの少女を救うために。

もしタマシイビトから守れないならば自分たちの手で彼女を殺すために。

なぜなら、イケニエビトをその手で殺した人間だけがその存在を憶えていることができるから。



イケニエビトは歌を歌う。イケニエビトの歌を。

自分がまた殺されて、人々の記憶から消し去られても、歌だけはきっと残るから。






と、まぁこうやってあらすじ的なものを書いてみるとシリアスで暗い感じのホラーのように思えるかもしれないが

全体的にサラリとした印象で、ストレスなく読み進めることができる。

暗くなりがちな題材をサクっと読ませる文体ということでいうと野村美月の「文学少女シリーズ」に通じるところがあるかも知れない。

あと、殺した少女が再び生き返るというゾンビ的設定は大槻ケンヂの「ステーシー」 を連想させる。

実際、「ステーシー」ばりのグロいホラーものだろうと少し身構えて読み始めたのだが、

そこはさすがにラノベ。決して甘くはないが爽やかな読後感を残してくれた。


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