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「絶望同盟」 十文字青

絶望同盟 (一迅社文庫)絶望同盟 (一迅社文庫)
(2010/02/20)
十文字 青

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内容(「BOOK」データベースより)
ロリコンである自分に絶望している。―当真ネンジ。女としての自分に絶望している。―蓮井カオル。世界すべてに絶望している。―木羽ミキオ。なんとなく絶望している。―雫石サナ。第九高校で絶望する、はみ出し者4人の青春ストーリー。



十文字青の小説はひりひりする。登場人物の若さゆえのやるせなさに読んでいてひりひりするのだ。
4人の男女がそれぞれの心に抱えた「絶望」。それは他人から見れば大したことではないのかも知れない。
本人でさえ年齢を重ねるにつれ、自分の中のそれと上手く折り合いをつけて生きていくのかも知れない。
だからこそ今彼らが今抱えている「絶望」は深く彼らの心に突き刺さる。そこにひりひりするのだ。

10年後彼らはどうなっているのだろう? 
当真はあいかわらずロリコンで
木場はあいかわらず皮肉屋で
蓮井は包帯を外しただろうか?
雫石はもしかして子供がいるかもしれない。
そんな4人がもしも再開することがあったら
あのころにあった「絶望」を少し懐かしい気持ちで思い出すのではなかろうか。
そんなことを思ってしまうのだ。
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